ネームのすぐ上、ここに走っているのが「落しミシン」です。
表から、台襟をつけるステッチを、台襟に落とさずに身頃側にわざと落としています。
台襟の地縫いをガイド代わりに縫う事により、このような仕様になります。
またその上、襟を止めつけるステッチは二本入れています。これにより、芯が入って比較的厚くなった襟のごろつきを防いでくれます。
このあたり、同じ「ボタンダウンシャツ」でも各社、さまざまな仕様があります。
正解があるわけではなく、求める風合いや、工場の工程によりけりです。
今回のLot.20ではワークシャツとの違いを際立たせ典型的なボタンダウンの仕様として、襟押さえニ本に、台襟付けは落し、という仕様にしました。
|