ネクタイの縫製

ネクタイの縫製です。

本来は、自分で写真を撮りに行きたかったのですが、日本のとある都市の、家庭内職で作られている世界なので、どうしても家に伺わせてもらえませんでした。

残念です。

そこで・・・工程をそのご家庭でデジカメに撮って送ってもらいました。

まず最初、大剣の先を三つ折りし、かがり縫いしています。

表地に芯地をセットしています。

ネクタイの裁断は、ほとんど抜き型を使って行われます。

普通、大剣・小剣には裏がついてミシンによる地縫いがされるため、芯も出来上がりの先まで入ります。

そのため、この段階では位置も決めやすいので、まだ先まで芯があり、セットした後でカットされます。

芯を所定の位置に据え付け、マチ針を打ち終わったところです。

そして、芯とともにまつっていきます。

ひたすらハンドステッチです。

 

工程としては、それほど多くないのですが、やはり芯の据え付けやら、アイロンやらにコツがあるのは、帽子と同じです。

ジーンズ、シャツ、帽子、ネクタイと、それぞれにはそれぞれなりの工夫やコツがあります。

それでも、やはり縫製は縫製。

見ていると「ああ、あとから切るのは手間だけど位置決めがきちっと決まるから、急がばまわれしてるな」などのように、感じるところがあります。

帽子の時も同じで、実際作っているところを見ると、自分が苦労したり、綺麗にできないところが

「こうやってたのか!!!」という驚きの連続でした。

ただ、今回のネクタイに関しては、本当に腕。

指先の感覚一つなので、ある意味、工業生産的な服とは違う凄味を感じます。

 

 

How to make them?

 

Lineup-ラインナップ
クリックすると、より大きな画像・サイズバランスなどをご覧いただけます。
Lot21-Blue Stripe Lot21-White Stripe
   
Lot21-Beige Hand Tailored Tie


Detail-各部詳細

 

Detail-各部詳細-洗い後

     

 

The Looks.
ボディに着せてみたシルエット

 

 

 


 

Workers