おなじみ、古今様々なチノパンを混ぜて作った Workers Officer Trousers。
Vintage Fit は「6-254」というスペックがついたミリタリーチノをそのままトレースしたパターン。裾幅 24 センチ、また上もかなり深い。
見本にしたのはC.P.Brown MFG Co。日付が1942年6月20日。
スペック6-254の日付が1937年8月11日。おそらく、1937年に決まったスペックで1942年に契約もしくはその近辺に作られたということでしょう。
素材は定番のチノ 。今回、初めて使った白っぽいベージュのOyster。いつも使っているUSMC Khakiが土臭い、濃いベージュに対し、かなり白系。ビンテージのチノパンはこちらに近い物が多い(といってもベージュも200色あるのですが)
仕様は脇・内股とも巻縫い。今回お願いしている工場さんは巻縫いが得意。仕上がりの風合いはカジュアル。ミリタリーのオリジナルも様々な工場で作ったであろうことが 一目でわかります。
トラウザーズ工場では綺麗、まっすぐ、ねじれの無い仕上がり。それに対し、ワークウェア系の工場はラフで捻じれが出る。一番はミシンの特性によるもの。
どちらの工場でも作れるよう、オリジナルは「1本針ミシンでの 作り方」「2本針巻縫いミシンでの作り方」といったように複数の製造法が明記してあります。
製品はNW、洗い無。生地は防縮・ねじれ防止が入っているので、洗濯による縮みはほんの僅か。
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