実際に、上がり型を入れて折り、その型を抜いたのが下の写真です。さらに、それを半分に折り、フラップの形になりました。
フラップの折り具合は、実際に見せてもらったオリジナルを参考にしながら決定しました。
面白いのが、特許とは、まったくその折り具合に差があるところです。
特許はあくまで製法と、それを解説するイラストで、実在した物とは差があるものも多いです。
実際、今回のイラストにも実物ではあり得ないステッチが描かれていたりしています。
そのあたり、実物と特許をよく研究しながら、作らないと特許だけでは作れなかったりします。
解説も付記されてはいるのですが「ここはスムーズにつながるように」とか「こういう意味があります」といった内容が多く、実際の作り方は「26から27に向かって対角線上に折る」とか実にそっけない内容です。
また、内容自体、実に読みづらいらしく、アメリカ人の同好の士も
「イラストはわかりやすいけど、文章は良く意味の分からないところもあるね」などと言っています。
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