フロントにタックが無いプレインフロント。脇の縫い目利用ポケットで、ぱっと見はポケットが無いように見えます。

コインポケットも無しでシンプルが極まったフロント。

脇が斜めポケット+コインポケットのあの「ごちゃっとしたトラウザーズ」とはまた違う雰囲気。

モアレが少し出てしまって申し訳ありません。下3点はコンバットウール、ネイビー・グレー・ブラック。

フレンチリネンには豪華に水牛ボタン。ただでさえ生地値が高いので、もうあきらめて付属も豪華に。

コンバットウールはコスト+強度を考えて樹脂の水牛「風」を使ってます。

Officer Trousersよろしく「IVY Trousers」。私自身、若いときは「アイビー？何それ？」でしたが、年取るとこれも本家アイビーリーグから日本で発展した1ジャンルとして受け入れられるようになりました。

尻ぐりパイピング+割り。裂けないよう地縫いは2度縫い。

帯をよく見ると真ん中、ネームの裏が割れています。これは中に縫い代を多めに入れて、お直し屋さんでサイズ調節ができるようにしているため。ループ下側もカンドメしてしまうと跡が思い切り残るので、ステッチ止め。

表から見ると、ループは帯に流し込まれ、下側はステッチで止めて、上に跳ね上げているだけ。カンドメを打っていません。