ジョッパー(jodhpur)、ブリーチーズ(breeches)など、乗馬パンツと呼ばれる太もも部分が極端に太くなり、裾がブーツに入るように狭まったパンツです。
今ではほとんど見ることがありませんが、当時のカタログには必ず登場し、ミリタリーウェアでもいわゆるチノ生地でこの手のパンツは多く見られます。
真ん中に注目してください。いわゆるドレスウェアのテーラードジャケットではなく、カジュアルウェア、ラルフローレンなどではスポーツコートなどと呼ばれるような三つポケットのラフな素材、ここではブランド名”Ward
Wear”と紹介され、ウィップコードよりも丈夫であると宣伝されています。
当時から、こういったまったくのドレスウェアでもなく、かといってカバーオールなどのような完全なワークウェアでもない、こういった中間層を狙ったジャケットやスーツが登場していたことに驚くとともに、ビンテージでもこういったジャンルはまだまだ注目すべきアイテムではないかと思います。
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