Low Gauge, Cotton Sweater, White

品名 Low Gauge, Cotton Sweater, White
素材

10ゲージ・コットン100%

価格 27000円(本体価格)
29160円(税込)

WORKERS 初、ローゲージセーター。ローといっても、ゲージ自体は10 ゲージなのですが、糸の太さとあいまって、おーがーニックコットンで作る14 ゲージセーターとは全く違う風合いに。

アイデアの源泉はUS ARMYの古いセーターとUSN のニットキャップ。
編み目が途中で切り替わり、「矢ぶり」と呼ばれる独特な目になるあれです。
セーターは裾リブとの境目や袖口境目、キャップは裾部分に。 ビンテージは当然ウール。私はチクチクして着られないのでコットンで作りました。

問題がそのコットン糸。ビンテージのウールセーター独特のガリガリした風合い、あれをコットンでやるにはどうしたらよいのか? 最初、いわゆる既製品の普通の綿糸で試し編みもしましたがフニャフニャでNG。そこで、撚糸(ねんし)(糸を撚り合わせる工程)で工夫を。

ベースに成る糸は、T シャツでもおなじみ、短繊維がある程度残ったカード糸。これを二本、とても強く撚ります。ただ、このままだと強すぎて編んだ時に編地がねじれてしまうので、強撚した糸を、少し撚りを戻すようなイメージでまた撚り合わせます。糸自体、撚る方向(S とかZ)があり、それをうまく組み合わせ、力のかけ具合を変えることで「がりっとする手触り、でも捻じれは抑える」良いバランスにしています。

コーディネートは私もこれから着るのでアイデアですが、やはりT シャツの上に着てみたい。着た瞬間はひんやりしそ うです。ニットキャップも私はウールだとかゆくなるのでコットンが楽しみです。

 

SIZE CHART 
サイズ LARGE
バスト 52.0
肩幅 44.0
着丈 64.0(ネックリブ含む)
袖丈 60.0
袖口幅 7.5

重さ730グラムほど。ずっしりまではいきませんが、「しっかりしているな」という厚み。

WORKERSのシャツで15/16程度を着ている方に適正なサイズ感。感覚で言うと「MよりのLサイズ」
シャツ14の方にはちょっと大きめですが、ローゲージニットはハイゲージのようにぴったり着ると縫い目が当たってあまり着心地が良くありません。ネック自体、着る時に伸びるので詰めて作っているので、シャツ14の方が少し身幅大き目で着てもそれほどおかしくないと思います。逆に、シャツサイズ17の方にはきついです。

ネットに入れて洗濯機で洗い後の寸法変化
乾燥機にかけると身幅で1.5センチ、肩幅2センチ、丈2センチほど縮みます。
平にして天日乾燥の場合、横方向はほぼ変化無し。タテ、袖丈・着丈が+2センチ程。吊干しすればもっと伸びるでしょう。

強く撚った糸、それを複数さらに撚り合わせてガチガチに編んでいるので、いわゆる想像するコットンニットのようなだるんだるんに寸法が動くという事はありません。

縫製および採寸方法による誤差はご容赦ください。

 

 

ニットの特徴は布帛(布)より伸び縮みがある事。これを活かして、首回りはきつめに作っています。
首回りの取り付け、他縫製はリンキング。形になって編みあがった部品を切らずに、目をひろって縫っていきます。

 

身頃は片畔、袖口は1×1のリブ編み。その間に「矢振り」と呼ばれる矢のように見える編み目の変化。
参考にしたビンテージもご覧ください。

 

リンキング部分。前・後ろ身頃の脇。ロックもかけないで、もともとこの形で出来上がった部品の目を拾って、縫い合わせています。
編地自体が分厚いので、同じ縫い方でもハイゲージニットより「縫い目があるな」と体でわかります。ローゲージニットはあまりぴったりしたものよりもゆったりした物をお勧めするのはこのためです。

 

無題ドキュメント
Lineup-ラインナップ  
Low Gauge Cotton Sweater, Navy Low Gauge Cotton Sweater, White
   

 


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