シャツの上に。アメリカや寒い時期の国内出張に行くときには寝間着として。スウェットよりも薄くなり荷物に成る時にかさばらないからです。 洗濯もネットに入れて洗うだけでさんざん洗いました。おかげで、ブランドネームも品質ネームもとっくに取れて(取って?)しまって、今ではどこの何かすらわかりません。
当時、雑誌などで「イギリス製ハイゲージニットが着て、洗ってを繰り返し目が詰まった風合いは何にも代えがたい」なんてうたい文句も読んでいました。それが、17年という長い時間をかけて自分自身、身を以て理解できた1枚です。
そんな学生時代からだいぶ時間が経って、最近久しぶりにハイゲージセーターを買って着てみると・・・どうも当時とは様子が違う。まず目付(重さ)が軽い。24ゲージ、30ゲージと目がとても細かい。これはこれでドレスウェア的には正解だと思うのですが、普通にネットに入れて洗濯、着るを繰り返しても目の前のこの1枚のようにはなりそうにありません。 そこで、「1990年代後半、ビンテージ・・・まではいかないけれど、自分が若かったころに着たこの1枚」をもう一度着たい。それもせっかく作るなら、ウールではなくコットンで作ってより長い期間着られるように。そんなことで始まった企画です。 |