前中心から襟がかなり左右に引いている。いわゆるドレスシャツ的なボタンダウンなら3-4ミリ程度のところ、このシャツは1センチ近く引いています。そのため、台襟までボタンを締めると衿付け初めの間に空間があきます。これもデザイン的な好みもありますが、私は、ちょっどワークウェア的な雰囲気が残る気がして、今回のシャツにはちょうど良いなと型紙をひきました。

高倉健さんが買い物に着てくそうなタグ。シャツ自体、元ネタはイギリス軍もののようですが、襟がつくとヨーロッパ古着のグランパシャツのようでもあり。で、フランス的な雰囲気のネームをつけてみました。似合うと思うのです。

正直、ネームは何がついていても良いし、DCブランドのように統一したほうが「ブランド」としてはまっとうです。が、私は服を作るときは必ず元ネタがある。その元ネタだったり、そこから微妙に雰囲気が変わればまた、その変わったものに合うネームがつけたい。

プラモデルとかジオラマ、ミニチュアを作っている感じに近くて「本当にそれっぽい、ありそう」な感じ。これが私のもの作りで大事なのです。