Modified BD

襟先ぎりぎりのボタンホール。これが簡単なようで難しい。

襟先は厚みがある、そこから、首に向かっていくと厚みが薄くなる。極端に厚みの違う部分にホールを開ける「押さえ金」が乗ります。この「押さえ金」が長い。だから、圧力が均等にかかりづらいのです。

頼んでいる工場さんは、襟先の中、縫い代のそぎ方、折り方、返し方が実にうまい。さすがシャツ専業。だから、厚みがある襟先もかなり薄く仕上げているのでこれだけきれいにホールが開きます。

 

左胸に樽型ポケット。ここも丸みを折るのが難しいのです。

現代は「折って・縫い付ける」半自動ミシンもありますが、あれは大量生産用。一回決めると「この形・この折り方」しかできません。でも、WORKERSはポケットの大きさも変われば、折り方も品番ごとに変わる。となると、やはり手作業なのです。

頼んでいるシャツ工場さんも以前は超大量生産をされていたので、かなり「自動化」と呼ばれる「これしかできないけど、機械を使って速く・安く」という方向だったそうです。ただ、そこでの競争は最終的に海外との競争になる。そこで、あえて数千万の設備を捨て、手作業に戻した。

いうのは簡単ですが、よくぞやったなと思います。

 

ボタンは耐衝撃プラスチックボタン。洗濯機で洗ってもそう簡単に割れません。かつ、ボタン付けは「本縫いミシン」。上糸・下糸が絡むのでミシンでつけても取れにくい。

よくボタンから糸が出ていて「つ~~~~」っと取れてしまうあれは「環縫いのボタン付けミシン」です。環縫い、特に「単環縫い」は、上糸1本だけで縫っていくので、ミシンの糸替えがほとんど要らない。生産効率がとても良いのです。が、その「つ~~~」っと取れる弱点があります。

WORKERSのシャツは高いです。でも、高いには高いなりの理由があるのを説明したくて、毎回、誰も読まないだろうな思いながら必死に説明してます。

 

 

 無題ドキュメント
 
Modified BD, Supima OX, Blue Modified BD, Supima OX, White Modified BD, Supima OX, Brown Stripe Modified BD, Supima OX, Tattersall Modified BD, Corduroy  
           
Modified Wide Spread, Supima OX, Blue Modified Wide Spread, Supima OX, White Modified Wide Spread, Supima OX, Matilda Check Modified Wide Spread, Supima OX, Orange Stripe Modified Wide Spread, Supima OX, Orange Check Modified Wide Spread, Pique
           
       
CAT DAY Painter Pants, 9.5 oz Indigo Denim CAT DAY Painter Pants, 10 oz White Denim        
           
     
Sport Jacket, Black Duck Sport Jacket, Green Duck Sport Jacket, Brown Duck      
           
   
Cruiser Vest, Reversed Sateen, OD Cruiser Vest, 9.5 oz Indigo Denim Cruiser Vest, Harris Tweed, Black x Blue Cruiser Vest, Harristweed, Green    
           


Workers