806と比べると襟の開きが小さい。いわゆる「普通の襟」

ステッチも襟回りはオレンジ、フロントはイエローと場所場所により色の使い分けが目立つ。これは色云々よりも「ある部分はこのミシンで表から縫う」とか「ある部分は同じミシンでも裏から」といったように、ミシンだけでなく、表目・裏目の使い分けもあります。

ボタン、YKK謹製の二本爪タイプ。刻印の立ち上がりをシャープに、メッキを薄めにかけて洗ってはげるようにとか工夫したのが懐かしいです。

フラップ裏は少し薄手のデニム。これも所説有りますが、個人的には単純に「薄くしたかったのではないか？」と思います。ミルトングランボーンや、当時の仕様を決めていた人に聞かないと本当のところはわからないですね。

ポケットの補強がリベットでなくカンドメなのもセカンドらしいところ。

フラップ、表・裏に縮率があるので端がくるっと丸まります。現代なら絶対にNGな部分にも良さを感じるのが「レプリカジーンズ」的な製品の面白いところ。