久しぶりにPrisoner Coat。一時期、古着屋さんで「Prisoner Coat」という名称で出回ったコートが元ネタ。
N-1 のようにオフセットしたフロント、手を入れやすい大型のD ポケット。以前作った同型からの変更点はシルエット。
昔作った時の型紙は非常にコンパクト。 見栄えは良いのですが今着ると窮屈。
そこで、冬にアウトドア系のジャケットをガバっと羽織る、あの感覚をウールジャケットでも実現できるよう身幅、袖ぐりはゆったり目。中にシャツ+Yonetomi のリジットカシミアなら余裕。RAF Sweater も余裕。さすがにアランニッをト着ると脇の下がきついのと、そもそも暑すぎる。(アランニット着る時はA Foggy Day Coat のギャバジンの方がベター)
チェックは WORKERSのオリジナル。14.7オンスで表面を少し起毛。元ネタは古い古着のウール。どっしりした厚みはありながら、 ほんの少し、しなやかに着やすくという生地。
袖裏、いつもならキュプラを使うのですが、今年だけは素材メーカーが火災で原料糸が全く手に入らないのでポリエステルツイルに変更。でも、ぱっと見は化繊とわからないぐらい今の化繊は良く、滑りもばっちり。帯電もほぼありません。化繊=パチパチするという私の勝手な思い込みは自分が子供の頃の思い出でした。
身頃の裏地は綿ツイル。ここまで滑り良い化繊にしてしまうと、ちょっとWORKERS らしさが無くなるので。
ボタンはアメリカから輸入するWaterbury button company 製。 |