私自身、若い時はポロシャツを着ませんでした。夏はTシャツ。その後、シャツを着るようになるとブロードや薄手のシャンブレーの袖まくりで乗り切ってきました。ただ、昨今の猛暑から真夏にTシャツ一枚が増え、結果出来上がったのが
「一枚で着てもすっきり見える」 3 PLY T。その3 PLYもたびたび着ていると、次なる要望が出てくるわけです。
「カットソーで襟が欲しい」=「PoloShirt」 ついに、ポロシャツです。
ただ、作るとなると
・鹿の子ボディ
・襟・袖口は横編み機での編み立て
・縫製もいわゆるTシャツとは違う
ポロシャツ製造の独特なノウハウがありつつ、WOREKRSの求める雰囲気や数量、納期、品質と合う製造元さんを見つけられず、ずっと棚上げしていました。そんな話を横浜のテーラーグランド・長谷井さんに話すと、グランドさんのお客様でポロシャツを作られている方が!私自身、グランドさんと話も気も合う。(グランドの長谷井さんは岡山出身、私は岡山に住んでいるという謎な縁もあり)そんなグランドさんのお客様であれば、方向性が違うはずがない!という事でご紹介いただき、ついにポロシャツ企画がスタートしました。(その製造元さんはトライアルバイクが好きなのも縁を感じました。私が人生最初に乗ったバイクがTLR200なのです)
いざデザインするとなると悩む!どこまでもワニが追いかけてきて「胸に猫か?トラか?」とかそんなことばかり最初は
考えました。ただパターンを作っていると、その設計方法がカットソーというよりシャツのそれと非常似ている。
「あくまでシャツとしてデザインしたらどうなるだろう?」と考えるとすんなりデザインが決まりました。胸はポケット。ロゴワッペンではなく控え目にWの刺繍。
形は後ろ身頃が長いIZ型。ホワイトは製品洗い、カラーものは製品染めで最初から着こんだ雰囲気。 |