Woolrich Woolen Mills

先が丸くなった大ぶりの襟。ウールの厚みがあるため、襟伏せ(内側から縫いつけ)は折る事が出来ずパイピングした布をたたいています。

全体的に、ウールリッチの製品は縫製が綺麗です。仕様も厚みのある生地をどうやってすっきりと形にするか、とても良く考えられています。以前紹介したスポーツジャケットも同じく、パイピングの使い方がうまい。簡単そうに見えますが、これだけ厚いウールの生地に綺麗にパイピングをするのは中々難しいものです。

 

 

襟裏には襟を止めるためのタブが収納されています。

襟裏を良く見ると、ジグザグステッチが走っています。これは芯を止めるステッチ。これだけ分厚いウールでも形崩れを防ぐ芯を入れるあたりに、ラフなのだけど丁寧さを感じます。

 

タブを閉じたところ。確かに、ものすごく寒い時にこのタブで首回りを押さえるとだいぶ違います。

 

タグはWoolrichのREG(Registerd)入り。

Woolrichの商標、1947年の12/23にファイリングされたものがTESSで出てくる一番古いものでした。
Ref. The United States Patent and Trademark Office

First Use in Commerce、初めて使われた日として1929年で出願されています。

先ほどの、1940年のアドにすでにREG US PAT OFFとあるので、この検索システムで出てこないだけで、もっと古い登録もあるのだと思います。

 

 

 

 

 

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