TROUSERS DRILL Commonly called Ghruka Pants
ウェスト調節が凝っているからか、通常あるべき帯中心でのボタン止めはありません。
帯の貫通部分、裏には布が当てられ補強がされています。
フロントはボタンフライ。
ヒヨクがところどころ、身頃に止め付けられています。
トラウザーズであれば、通常、見返しに止め付ける物を簡素に身頃にそのまま付けてしまっています。このあたりが見ていてチグハグに感じる部分なのです。
わざわざヒヨク止をするぐらいならば見返しを付ければ表に貫通しません、補強にも成ります。それも面倒ならそもそも、ヒヨク止をしないという案もあります。
ヒヨク止はしたい、でも見返しは付けない、表貫通でもよい。設計者の独特の考え方を感じる部分です。
ウェストにはタックが入っており、ヒップ周りから下はたっぷりとしたシルエット。
ラベルはTROUSERS DRILL GREEN 1950 PATTERNとあります。
下部には製造業者らしき社名、1952、おそらくこの製品が作られたか契約されたかの年号、最後にブロードアローが入っています。
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