特徴的なデザインの胸ポケット。
手を入れやすいようにか角度がつけられ、中に入れる物を増やしても調節が効くようにスナップの下側が四つつけられています。
形は左右非対称、マチがつき真ん中にプリーツもある、さらにフラップは一部開いていてペン刺しと、「仕様のデパート」のようなポケットです。
さぞや、作るのが面倒であったろうと同情します。この過度な工夫、過度な仕様は結局「作るのが大変」「調達が大変」な訳で「戦争遂行のための衣類」としては何も良い事がありません。
現代からみれば「工夫されてクールな仕様」なわけですが、当時の調達を担う人から見れば恨めしい仕様だったのではないでしょうか。
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