最後にリライアンスの特許 でもおなじみ、補強布がフロントについたシャツが登場しています。
この後ろヨークがカーブし、さらにフロントにも三日月型の補強布。そで口もダブルになったこのシャツ、私などはもともとモンゴメリーワードのビンテージを見て、同社が元祖?というか、専売していたものかと思っていました。
それぐらい、特徴的で、またモンゴメリーワードのこの形を以前はよくオークションやビンテージショップで見かけました。
「3枚一度に頼んでもらえれば6か月保証!」だから名前はSixmoという、いかにも広告屋さんの考えそうな名前です。
Pioneerなどでも見たこの形のシャツでは通気孔があり、サイズによってはポケットが三日月に乗ったりもしていました。
今回、まずはワークシャツを一番に紹介しましたが、1アイテムですらこれだけの形、素材、色バリエーションが存在しています。
大恐慌前とは言え、いかに当時のアメリカ資本主義が既に成熟していたかをまざまざと感じさせられる一ページでした。
しばらく、このような感じで当時のカタログ、たった一冊にどれほどまでバリエーション豊富に衣類が宣伝されているかを紹介していこうと思います。
次回もどうぞお楽しみに。
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