GANT SHIRTMAKERS

襟は台襟付のボタンダウン。フロントの台襟がかなり低く、羽襟の中にはふらし芯が入っています。

時間もたっているので、表生地と芯に縮率差があり、表が少し余っています。それがこの独特の皺を生んでいます。

ドレスシャツとしてはNGなのですが、「ああ、古着だよなぁ」と感じる部分でもあります。

 

おそらく、Kingston Shopというお店のためにGANTが作ったといった意味のラベル。

昔のアメリカには、いわゆる「トラッドショップ」が多数あり、メーカーはその店向けの製品を作り、「By何々」と製造メーカーが入ったラベルをつけていたようです。

今でも、細々ではありますがそういった形態はあるようで、数年前、とある重衣料メーカーの工場写真には各ショップのネームが大量に並んでいました。

Glen Cotohna?スイスからの輸入物の生地で作っているとあります。

 

袖ぐりの折り伏せ縫い。非常に細い糸で細かく縫われているのがわかります。

カーブを太い縫い代で縫うため、寸法が完全には合わずこの独特な皺が生まれます。

 

 

 

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