なぜ、このように、手間のかかる仕様にしているのかというと、これらの工程をいわゆる「アメリカ製ボタンダウンシャツ」はすべてチェーンステッチで行い、スピードアップを図っているのです。
いわゆる「折伏せ縫い」と言えば、�@の工程はアイロンで行われます。
そこを、ラッパ(金具)を使い、さらに、糸の交換の手間がほぼいらないチェーンステッチで縫ってしまうのです。
急がば回れ方式・・・とでも言えば良いのでしょうか。
当然、�A・�Bの工程もその、生産性の高いチェーンステッチ。アメリカ的に言えば「3回縫ってるんだから、多少ほつれやすいチェーンでも大丈夫!」というところでしょう。
ただ、今回は、綿糸。さらに、一番ストレスがかかる袖ぐり。
そこで、あえて糸がしばしば無くなり、交換する手間はありますが、シングルステッチの三回縫いで仕上げました。
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