ファーマー・ジン・メジャー |
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まず私が「こんな綿で生地を作りたい」となると、生地商に相談する。 通常、そこから先はアパレルメーカーにとってはブラックボックス化されているのだが、そこは何でも見たいWORKERS。今回、織布・染色に加えて、最終的に図の左側、原産地アメリカまで。さすがに、穀物メジャーやエージェント、ファーマーからは「ここまで来た日本のアパレルはお前が初めてだ」と言われた。 |
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アメリカの綿花畑で一番驚いたのが、この畑はコットン、隣は小麦、隣はコーンと多様な作物が植えられていること。農家は収入を安定させる為、常に作付をコントロールする。左は「ピッカー」と呼ばれるコットンを収穫する機械。右がその収穫され固められた綿。右を歩くのが「コットン専門のエージェント」。彼が農家からコットンを買い上げ、穀物メジャーへ売る。 コットンは収穫機械も専用。栽培コストがかかるので、農家が作付けを敬遠するのが目下の悩みとの事。 |
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コットンは「ジン」と呼ばれる種子と綿を選別する工場へ。固められた綿はそのままトラックに積ま れ運ばれる。かつては人の手、その後は馬を使った簡易的機械によって行われていた選別も現代ではほぼ全行程が機械化されている。パッキングされた綿は倉庫へ運ばれ出荷を待つ。 |
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エージェントから綿を買い日本との貿易を行う穀物メジャー。ここは綿の等級を決める「Classing Room」。今は機械化・標準化され、各地に格付けを行う機関がありめったに使われない。穀物メ ジャーは日本だけでなく、アメリカ国内の紡績メーカーにも綿を販売している。 |
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