早速、MIL-T-2064Aです。
1950年11月30日にMIL-T-2064から更新されたとあります。
最初に、「この仕様書はコットン・カーキ・トラウザーズの必要とする条件を明記する」とあります。
面白いのがClass1、Class2と別れていることです。
ミリタリーカーキがお好きな方ならご存知の通り、トラウザーには作りに違いがあります。
Class1はシングルニードル、つまり脇や尻ぐりがシングルステッチ。
Class2はダブルニードル、脇、尻ぐり、内股がダブルステッチのチェーン、巻き縫いになっています。
ここで思いつくのは、いわゆるトラウザーを得意とする工場であれば当然Class1を。
一方で、ワークパンツが得意な工場であればClass2を、といったように生産設備による得手不得手を解消するために、わざわざ二つのClassを設けたのではないかということです。
ちなみに、BIGYANKのReliance社がコントラクターの実物も手に入れたのですが、それはClass1でした。
確かに、もしRelianceのシャツ製造に近い設備のラインで作るとすればカーキの生地は厚すぎて巻き縫いできなかったでしょう。となるとClass1を製造したのか・・・
もしこれがLeeだったらClass2なのかな?などと想像は尽きません。
|