袖口リブは「きつすぎない、ゆるすぎない」寸法に調節。身頃の袖口はリブより大きいので、リブに対して伸ばしながらつける。それが、シャーリングのような皺になっています。
この皺が大事で、着た時に「スポッと手は入って、そのあと、しっかり袖口にフィットする」ためのポイント。このあたり、2010年代はタイトフィッティング気味だったので、ついつい細く・細く作ってきていました。確かに、細いとすっきりして見える。一度着てしまえば、カットソーで伸縮性もあるのでストレスも感じない。でも、着脱ぎの時に「ん!」となるのです。
最近、自分も年を取ってきて「気候や、その場所に合わせた格好を脱ぎ着」するようになりました。昔の「夏でもA-2」とかは肉体的に無理です。
そうなると、「脱ぎ着がしやすい」はとても大事。そこを考えてパターンを新たに作り直したカーディガンです。
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