IVY BLAZER

フロント裾、適度なカッタウェイ。ここが直角で角落としだとトムブラウンっぽかったり、カッタウェイ(弧)が強すぎるとクラシックすぎたり。機能としては、あるいみ「どうでも良い」部分なのですが、デザインとして大事な部分です。

今回のブレザーでは私が今の「中庸」と考える線にしています。こういう部分はついつい、毎回のようにパターンで描き直します。だから毎回、サンプルを作り直しているのです。

 

袖口は開きの無い筒始末。これなら、袖丈直しに出してもやりやすい。

 

フロントより一回り小さいボタン。刻印がきれいです。

 

脇の縫い目線をまたいでついているポケット。脇の縫い目の割りを固定する役割もあります。

こういう「ミシンで縫ってるのだけどうまい事やってる」仕様はイタリアの既製服から勉強しました。イタリア=ハンドステッチ的なイメージがありますが、既製服の世界ではミシン+仕様で実にうまい事作っています。通常であれば、ダーツで始末する部分も切り替えにしてしまう。それだけで一着当たりの必要メーターが少しは減る。もちろん、縫い合わせる手間はかかるのですが、その縫い目に見返しもつけられる。

で、その縫い目を割って・固定するのにポケットのステッチを利用する。本当に良く考えられています。

 

良くできた洋服というのは、イマジネーション一発!!!で作られるのではなく仕様が練られている服だと私は思います。

その仕様も、。ハンドメイド的に「この人が縫わないと!」という職人芸も素晴らしいですが、私は「仕様・縫い方・構造が非常に良く考えられている」のが良くできた服だと思います。

 

フラップ裏はスレキ使い。このスレキが表に覗かないようにすこーしだけ、キセをかけているのがうまい。(表生地が少し裏に回って、裏布が少し引いている状態)

さっき、職人芸は好きじゃないといったのに、こういう部分は工場さんの職人芸的な部分です。

 

 


 無題ドキュメント
Mountain Shirt Parka, Navy 60/40 Cloth Mountain Shirt Parka, Beige 60/40 Cloth Mountain Shirt Parka, Green 60/40 Cloth Mountain Shirt Parka, Mastered 60/40 Cloth Mountain Shirt Parka, Olive 60/40 Cloth
         
Forestier, French Blue Linen Forestier, Charcoal Linen Forestier, 6 oz Indigo Chambray Forestier, 6 oz Ecru Chambray Forestier, Black Chambray
         
Light Sweat, "RYO-V", Grey Light Sweat, "RYO-V", Oatmeal Light Sweat, "RYO-V", 2-Tone Light Sweat, "RYO-V", Fade Black Light Sweat, "RYO-V", D Green
         
Light Sweat, "ATOZUKE-PARKA", Grey Light Sweat, "ATOZUKE-PARKA", Oatmeal Light Sweat, "ATOZUKE-PARKA", 2-Tone Light Sweat, "ATOZUKE-PARKA", Fade Black Light Sweat, "ATOZUKE-PARKA", D Green
         
 
IVY PANTS, Combat Wool Tropical, Navy IVY PANTS, Combat Wool Tropical, Grey IVY PANTS, 8.2 oz Flat Chino, Navy IVY PANTS, 8.2 oz Flat Chino, Khaki  
         
 
IVY BLAZER, Combat Wool Tropical, Navy IVY BLAZER, Combat Wool Tropical, Grey IVY BLAZER, 8.2 oz Flat Chino, Navy IVY BLAZER, 8.2 oz Flat Chino, Khaki  
         
Navy x Silver Solid Navy Green x Silver x Navy Navy x Brown x Cream Burgundy x Navy
         

 

 


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