Lot 806XH, Denim Jacket, Buckle Back, 14.7 oz, Indigo Raw Denim, American Cotton 100%
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水平に開いた襟。パターンがほぼ真四角な襟を取り付けると、このような形状になります。私はクラシックなワークウェアというと、この水平に近い開き方をする襟を思い出します。一番最初に作った、Wabashのカバーオールもこんな形の襟で、それ以来の刷り込みです。
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XHのラベルは鹿革。柔らかく皺多め。最終的には銀面(表面)が毛羽立ち、剥げて、プリントが消えていく「はず」です。
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四角い襟の端はセルビッジ使い。
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フロント、月桂樹ボタン。801XHのパンツに使っているものと同じ。この色のメッキをしたくて、わざわざ別注しました。
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ボタンの中、通常、金属がプレート状になっているところにS字のカンが入っている。クラシックなボタンの仕様として、だいぶ前にYKKさんが作ってくれたもの。本当のビンテージのあのS字ワイヤーで止めるのとはちょっと作りが違うのですが、ビンテージより品質も安定しているあたりYKKらしい。
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胸ポケットはフラップ無し。
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袖口。上・下が人間の通常の感覚とは逆の取り付け。古いファーストとか大戦に見られた仕様を今回は真似してみました。
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前端がセルビッジなのはファーストの特徴ですが、806XHはそこだけでなく帯もセルビッジ。かつ、取り付けを平ミシン。「まだチェーンステッチの台数が無い」とか「帯つけミシンが無い」といった時代を考えて。
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背面にバックシンチ。袖が1ピースなので、肩ヨークの横に縫い目が見えないのも特徴。
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ファーストと言えばの針シンチ。ただ危ないです。先がとがっているので
・位置を決めたら針の先を金ヤスリでとがらなくする/先をペンチで切ってからヤスリで丸める
・そもそもストラップを切ってしまう
など、対策を取るか、「いや、俺は外に置いて庭仕事で使う」といった本来のファーストな使い方をしてください。
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鉄製。真ん中についた紋章から「ユリバックル」とか、バーの文字から「SOLIDE」とか色々言われます。
が、これをわざわざ付属屋さんが作ってしまうのだから「にっぽんのジーンズ」は恐ろしいというか、業が深いというか・・・
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