ボタンワークスさん謹製、猫ボタン。最初、この金属ボタンを作ってくれる業者さんが中々見つからず苦戦しました。あっても、ロットが超大量だったり。

そんな時彗星のように現れたのがボタンワークスさん。我々のような貧乏小規模アパレルでも作れるようなロットでボタンを作ってくれます。本当に助かります。

そして何よりクオリティ。ボタンワークスさん自身、元々古着屋さんなので「どういう風合いが良いか」が良くわかってます。YKKさん、よく聞いて！いや、YKKさんはYKKさんで現代求められる品質を維持していてすごいのです。「真鍮地金でくすむボタン作ってくれ！」なんて言っても、それをユニクロが許すわけないし。

でも、我々、アメリカの古い洋服にやられちゃってる人間は「あの、徐々にくすむ風合いが」とか「ボタンのフチに多少デザインがかかってつぶれちゃっててもOK！」とか。現代の「良い物を均質に作る」企業からすれば「こいつら何言ってんだ？」という部分にこだわるわけです。

そういう、こだわりどころのすり合わせがボタンワークスさんは楽、とにかく楽。わかってるな〜といつも思います。

右胸にポケット+内ポケット。ポケット口もカンヌキではなくステッチで補強。このあたりもあっさり風味。