三つボタン上二つ掛け。ラペルは細くもなく、幅広でもなく。ゴージー線も高くもなく低くもなく。先日、ピエールカルダンの伝記映画を見たらゴージー線の低さが際立っていました。もう少し、私もおじいちゃんになったら低いゴージーも好きになるのかな？かといって、ちょっと前に流行ったイタリア系既製服ブランドみたいな高すぎるゴージーもちょっと気恥ずかしく。もう、完全に好みの問題ではありますが。

ラペルのフラワーホールは開いてない、飾りのみ。
後ろ中心は袋縫い。少し縫い代広めで、骨のような役割で身頃が落ち着く。このあたりは、イタリアン既製服ブランドのやり方がとても参考になりました。

上がコットンサージ。生地染ではなく、糸が染まっているのでアップで見るとタテ・ヨコの色調が違うのがわかります。私はこの、糸染でよく似た色だけど微妙に色調が違うから立体感のある雰囲気が大好きなのです。引きで見るとわかりづらいのですが。