センターにタック。これで、肩幅はある程度でも身頃にはゆったりしたゆとり、それも後ろ身頃に入ります。
腕を前に出したとき、人間は背中側が伸びます。人間の筋肉や皮膚は伸びるから良いのですが、布は人間の組織ほどは伸びません。そこで、このようなタックなどでゆとりを適切に入れる必要が出てきます。

背中のタック、ギャザー。アクションプリーツ。こういったものは背中が動いたときに必要なゆとりを作るための様々な工夫。そのどれを使うかは、デザインする人の腕の見せどころ。WORKERSでは、よりクラシックな雰囲気ならギャザー。Modified Shirtのような20世紀後半の特にアメリカ的なシャツはセンターボックスプリーツといったように、その製品が持つ雰囲気に合わせて仕様を変えています。