ノースフェイスのマウンテンパーカー。
ある意味、パタゴニアのイヴォン・シュイナードと同じく、伝説になりつつあるダグラス・トンプキンスによりはじめられたリテイルストアが元になっているノースフェイス。
今回は、ブランドヒストリーはこの程度にしておいて、ノースフェイス独自の改良がくわえられたマウンテンパーカーです。
特筆すべきは三角型のカンヌキ。高密度生地の補強という、もっとも難しい問題を、点ではなく面での補強という新たなアプローチをしています。
今では、ミシンの動きを座標を使ってコントロールする通称「電子カンドメミシン」があるのですが、この当時はたしてそれがあったのか。また、あったとしても現代のように使い勝手の良いものでは無かったと思います。
というのも、私が縫製業に携わり始めた2000年ごろですら、岡山の工場に電子カンドメは少なく、あっても新しいパターンを入力するにはわざわざ工場にフロッピーを送って・・・というものでした。
物になってしまえばちょっとした部分なのですが、おそらく、これが導入されるまでには相応の苦労があったことは想像できます。よほど、この仕様を決めた人はうれしかったのか、あちこちに三角カンヌキが打たれています。
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