フロント。脇のポケットは縫い目利用から斜め切り替えに。
さらに、腰帯も軍パンで良くある身頃延長ではなく別断ちのパーツを縫いつけるバージョン。
この腰帯の作り方などは、おそらくスペックである程度幅を持たせているのだと思います。以前、チノパンのスペック、MIL-T-2064A を調べた時のもClass 1がシングルニードル、Class 2はダブルニードルと、脇の作り方のバリエーションがありました。
ミリタリーの衣類はあくまで道具です。一定の機能を持った服、というか道具を大量に安価に手配する必要があります。そのため、生産背景も良くわかった人間がトラウザーの得意な工場であろうと、ワークパンツが得意な工場であろうとほぼ同じ機能の製品を作れるようにスペックを決める訳です。
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