山岳部隊用ジャケット。第二次大戦中、いまだ各部隊ごとに特徴的な衣類があった自体のジャケットです。
LIMITED STANDARDとあるように、この後は徐々に装備の共通化が進んで行ったと言われています。
素材は、コットン、もしくは当時すでに実用化されていたナイロンなのか判然としません。スペックのPQD266が1942年9月のスペック。となると、ナイロンはすでに実用化されているとはいえ、大量に、安価に手に入ったかと言われると歴史の長いコットンに一日の長があるように感じます。
いずれにせよ、スペックも無い、カタログにも書いていないので断定はできません。カタログには、防風・防水とあり、確かに独特のシャリシャリした手触りは機能性を感じます。
デザインは前面に大型の4つポケット、襟付でいわゆるM-1941よりは丈が長め。M-1943に通じるデザインです。
背面には大型のカーゴポケット、「ハンティングジャケットのように」と説明にもあります。さらに、本体内部にベルトをつけ、リュックのように着る事で重さを分散するように作られています。
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