JACKET,FIELD, M-1943

袖口はボタンどめ。そのボタンをあけると、三角型のマチが現れます。

ここもカフスどまり、開きの止まり、要所はすべてカンヌキを打ってあります。

裏地がついているジャケット、一番困るのが始末です。

今回のように、裾に流し込み、さらにカフスもあると始末がとても楽になります。手はこんでいますが、すべてミシンで作れるようにしているあたりがアメリカらしい、量産を考えた仕様です。

 

フロントはボタンどめ。ファスナーはありません。

 

ウェスト裏のドローコード。これでフィット感を調節できます。

山岳ジャケット と比べると、だいぶ簡略化されていますが、機能性は損なっておらず洗練されています。

 

 

右腰ポケットの中のラベル。

品名、ストックナンバーの55-J-191-40は今回参考にしたサプライカタログでまさに紹介している内の一枚と言うことになります。

パターンデータが44年8月?

コントラクター(契約者)はNORTHJERSEY LEATHER COAT CO INC

スペックがP.Q.D.370E。その日付が1945年3月1日とあります。

この時すでに複数回、スペックに変更があった事がわかります。さらに詳しいスペックの変遷はこちらでも触れられています。

Pattern Variations on the M43 Jacket

 

 

 

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