JACKET,FIELD, M-1943

台襟の無い身頃挟み込みの襟。

 

襟首にはハンガーループ、サイズネーム。

その下には、JACKET, FIELD, M-1943とこの製品の名前が記載されています。これも当たり前のようでいて珍しい。スペックラベルとは別に、解説のラベルがわざわざつけられているのです。

ウィンドプルーフ、フィッティング(下に着るウールのフィールドジャケット、パイル)、さらにウェストの紐によるサイズ調節方法までアンダーラインが引かれています。

誰が、何の目的でこのようなラベルをつけようとしたのか、不思議です。

 

挟み込み襟の根元、一番力がかかる部分に小さなカンヌキが打たれています。

 

襟の裏に隠されたタブ。

襟を立て、左右を止める事が出来ます。

 

襟には、これでもかと襟腰のステッチ。その上にも、芯どめのステッチが三角形に走っています。このあたり、どこか道具としてのミリタリークロージングに成り切れていない、「服」感が残っている部分です。

 

 

 

 

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