日本で「ストアブランド」と呼ばれている古着があります。
アメリカのシアーズローバック、JCペニー(ペニーズ)、モンゴメリーワードなどの通販、量販の大手が、それぞれのブランドで作っていた衣服をさしています。
それぞれのストアが、プライベートブランドを持ち、様々な製品を販売していました。
それらの多くは、OEM生産、つまり他の製造メーカーにより生産され、プライベートブランドのネームが付けられました。
その為、ストアブランドの古着は、品質も良いものが多く残っています。
また、シアーズローバックのヘラクレスブランドのレザージャケットを買うと、実は作っていたのはあのレザージャケットで有名なBUCOだった!といったように、思わぬ出会いがあることもストアブランドを探す楽しみの一つです。
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1954年、モンゴメリーワードのカタログです。
弊社の販売する製品として、各ブランドが列挙されています。
生地では、デュポン、ペパウェル、衣類でフルーツオブザルーム、など多様なブランドです。
これらは、そのまま売られる場合、ブランドのネームとモンゴメリーワードのネームとダブルネームで売られる場合、モンゴメリーワードのネームのみで売られる場合など、様々でした。
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ストアブランドを、どこのメーカーが製造していたか、これはまだまだ謎に包まれています。
製品も、ただネームを変更するだけでなく、各ストアごとにデザインを微妙に変えていました。
紹介したモンゴメリーワードのカタログには取引先のメーカーが載っていましたが、これとて、どれがどのOEM先であるのか、それとも単に取り扱いのあるメーカーなのかはわかりません。
今後、どのような方法で調べられるか、当サイトでも検討中です。
何か、情報がありましたら、是非お寄せ下さい。
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