TESTブランドを展開していた、セントルイスのライス-スティックスドライグッズカンパニー。
その工場を写した絵ハガキです。
Factory No.15とあるように、他にも数多く存在したライス-スティックスの工場の一つで、ミズーリ州レバノンと記載されています。
どうやらこの建物は現在も存在しているようです。
The
Rice Stix Building in Autumn
さらに、未確認ではありますが、同地の新聞、The Lebanon Daily Recordのサイトに2002年10月の記事として
「ライス-スティクスから始まり、その後、リライアンス社、H.D.リー社、VFコーポレーションにと引き継がれてきた工場が閉鎖する。
1923年4月18日、最初にライス−スティックスがレバノンに第一歩を踏みいれた。
1956年11月27日、同社はリライアンス社に建物および増築部分を売却。
その後、1961年にはリライアンス社が工場の閉鎖を決定。
レバノンの商工会議所はこの事態を重く見、交渉の末35000ドルで工場を買い戻しつつ、全米のワークウェア製造業者に事業継続の打診を送った。
結果、H.D.Lee社に月200ドルにて賃貸契約を結び、経営がVFコーポレーションに変わり現在にいたる。」
という内容が以前掲載されていました。(現在では削除されています)
この2002年の新聞記事を4-5年ほど前に検索で発見し、ずっと保存してありました。
そこに、最近この写真を見つけついに話がつながりました。
更なる取材を重ね、20世紀アメリカの工場事情、そこにどのような現実があったのかも調べてみたいと思います。
|