1931年3月・アイランドマーチャント誌に掲載されたIronallsのアドです。
Ironalls、マイナーではありますが、カバーオールの特徴的なウォッチポケットやカフスの作りなどが記憶に残るメーカーです。
そのメーカーのほんの小さなアドですが、社名”THE IRONALL FACTORIES CO”と所在地”Cincinnati
Ohio”がはっきりとわかりました。
”オーバーオールとは呼ばないで、アイアンオールと呼んでください”と、自社のブランドを宣伝しています。
シンシナティと言えば、CROWN Overallの所在地。先日紹介した、Signal社のアド にもCrownの所在地すぐ近くにオーバーオールメーカーがあったことがわかりました。
おそらく、シンシナティには何らかのコミュニティが存在し、オーバーオールなどワークウェア産業が集積する素養があったのではないかと想像できます。
今までは、単に古着の1ジャンルとして語られてきたワークウェア。
そのワークウェアをさまざまな角度から検証すると、アメリカの歴史、地域の歴史、人の歴史が見えてきそうです。
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