1919年、ロコモーティブジャーナルに掲載された、ヘッドライトブランドのラーンドカーター社の広告です。
写真を使ったヘッドライトの広告は、ラーンドカーター社のこの時代では典型的な手法で、同社のタイムブックにも同様の広告が掲載されています。
白黒広告、少ないフォント種類といった制約の中でも、フォントの大きさや、黒白の抜き文字などに工夫をこらし、「いかにもワークウェアの広告」らしさが感じられます。
広告の内容は、パンツやコートの上に着るオールインワン(ツナギ)についてです。
寒さに強く、襟は心地よくフィット、ゆったりと着心地よくパンツやコートの上に着るのも楽々、グリスや泥などからあなたの洋服を守りますと、製品の良い点を列挙しています。
更に、矢印つきで、ツールポケットをラーンドカーター社独自の"rule pocket"と呼び
「弊社の特許であるルールポケットにご注目下さい。ものさしは決して落ちません。必要な時に、必ずそこにものさしはあります」
と紹介しています。
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