裏表紙には、”Back to the Land”活動について、述べられています。
訳す事の出来ない単語などもあり、意味は取りづらいのですが、全体としては労働者の権利の確立、不平等な富の分配の撤廃など、ハミルトンカーハート自身の行ってきた活動についての、総まとめといった内容です。
「私自身が消え去った後にも、影響は残り続ける。満足して、行く準備は出来ている」と、ハミルトンカーハートの遺言とも取れるメッセージです。
1937年のコピーライト表記があり、同年はハミルトンカーハートの没年です。
他にも、1936年表記のタイムブックにも、同じ文章は掲載されています。
おそらく、カーハート自身、自らの人生の終着点を感じ取り、このタイムブックに自身の想いや、未来へ向けてのメッセージをまとめたのではないでしょうか。
偉大な、オーバーオール製造会社、カーハートを築いた人物が、その人生の幕引きに際しても、きちっとメッセージを残す事に、つよい感動を覚えるタイムブックです。
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