裏表紙には、大恐慌から、ハミルトンカーハートが労働組合を認めていた事に対して、失敗したと思っているのではないか、という噂を敢然と否定しています。
自身が19世紀末に、自身の売っていた服を着ていた労働組合員からの要望で、事業を始めた事に触れています。
当時、労働組合運動をするということは、流血の事態も避けられない、非常に困難な活動であったそうです。
更に、カーハート自身も、組合を認めるという、当時としては、とても革新的な姿勢であった為に、銀行からの融資を受けられなかった事、他の経営者から激しく非難をあびた事など挙げています。
このような、ハミルトンカーハートであるからこそ、先のような噂は完全に否定し、一生涯、組合活動を認めていく、と語っています。
カーハートの販促物、全体にあるテーマが、ハミルトンカーハート自身の姿勢を宣伝する事です。
経営者としての信条を、自社の生産するワークウェアを購入する人々に向けて、繰り返し語りかけています。
右ページからは、通常の宣伝内容で、早速カーハートのロゴ、ハートと汽車が登場しています。
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