Pilgrim Sears Roebuck and Co
台襟の無い一枚襟。ただ、良く見ると後ろ中心あたりはステッチがあるのに、前端に向かう部分は身頃続き裁ちの見返しに流し込まれています。縫い代を途中で切りカマを入れて反転させているのです。ラフではありますが、上手い縫製です。
背中心にはブランドネームが。参考にするため一度外してしまいましたが、もともとは千鳥ミシンで取り付けられていました。
夏らしいビーチとパテオ、Sportswearというあたりが軽い作りに良く似合っています。
襟には、プラスチックのステイが入っていてそれを裏襟に縫い止めています。こんな部分をチェーンステッチで縫うあたりは、やはりアメリカらしい量産工場で作ったのだなぁと実感する部分です。
ステイのおかげで襟先はしゃんとなっていますが、その部分だけアタリが出すぎて擦り切れてしまっています。
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