バックヨークは若干湾曲し、背中心にはこれまたたっぷりとタックが入れられています。
これは、人間の体が動いた時にはどうしても生地が必要で、それを確保しようとするとどうしてもシルエットがルーズになる。
他方、肩幅はそれほど大きくしたくない。
また、体を動かした際に、一番寸法を必要とするのは後ろ身頃、肩甲骨の下付近である。
以上の理由から、アクションプリーツ的なタックを入れていると考えられます。
アクションプリーツというとミリタリーのG-1などでお馴染みですが、より一般的な服にもゆったりとした着心地を求めるあたり、アメリカらしい工夫だと思います。
|