年代など不明ですが、背面にベルト（ピンチバック）のついたジャケット。
ポケットがパッチ＆フラップ+箱+チェンジポケットと、非常に良いバランスな点に惹かれて購入しました。
仕様は、フロント5ミリ程度のミシンステッチ+サイドベンツと、いわゆる典型的なアメトラとも違い、さまざまな仕様が入り混じっています。
おそらく、現代のわれわれが「これぞアメトラ」とか「これぞブリティッシュ」とか分類しているのは後に成ってから「この年代、この製造国ではこういった仕様が典型的だ」と集積した結果なのだと思います。
となると、古い服には今ではジャンルとして違うものが折衷案的にまとまっているものもあるでしょうし、そもそも、オーダー物、ビスポークは極論すれば仕様は「何でもあり」です。
おそらく、今回の製品は既成品だと思いますが、自由な時代を感じる、良い意味でごちゃごちゃしたジャケットです。
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