「杢グレー(Heather Grey)は、糸の番手は同じなのに少し厚み、がっしりした感じ。着ていても、ばりっとした硬さ、バルキーさと良く言われる感じを受ける」
「一方で、表面の毛羽が若干あるからか、着た時の暖かさはコンパクト紡績より高い」
言葉で説明は難しいのですが、以前から作っているネイビー・グレーとは着るとわかるぐらい風合いが違います。
あちらは高級、しっとり、スムース。今回のはより、質実剛健。
毛羽というのも、まったく0では化繊のスムースな生地のようになってしまう。
毛羽があるからこそ、そこに空気がたまり保温の役割を果たす。
最たるものはウールで、あの独特な表面の細かな毛にあたたかな空気層ができるわけです。
同じコットンでも、繊維長の違い、紡績方法の違いでここまで触感が変わってくるのかと実際着てみて感じました。 |